グリーントライプストーリー







グリーントライプを与えるという冒険!


By メアリー C.フォス




フードがなくなったあとも、お皿をなめつづけていた。

愛犬の体にノミやダニを見つけるのほどショックなことはないでしょう。田舎暮らしにはロマンチックな響きがありますが、寄生虫にとっては格好の温床です。


数年前、私は自然にノミやダニを減らす方法を調べ始めました。面積が狭いのであれば薬品を用いることでこれらの害虫を駆除することもできるでしょう。しかし1エーカー以上ともなれば話は別です。最も効果的な薬品は同時に環境に危険を及ぼし、人や動物にとっても有害です。


こうして完全かつ自然に害虫を駆除する方法を調べ始めたのです。本を何冊も読みましたが、特定の植物や草がノミやダニの忌避に役立つと書いてありました。ハーブのスプレーも効果があるようです。考え方としては害虫を絶滅させるのではなく駆除するのです。絶滅危惧種のリストにノミやダニが挙げられていることで心を痛める人はいないでしょうが。


興味深かったのは、私が読んだ本のほとんど全てに、本当に健康な犬はノミやダニなどの寄生虫に悩まされることはないと書いてあったことです。これはどういう意味なのでしょうか。自然の中で育てるのが良いということです。ほとんど全ての本が、生肉、野菜や穀類、調理されていない骨、ハーブのサプリメント、週1回の断食、新鮮な水や空気、そして運動を勧めています。


我が家の犬はいつも新鮮な水も空気もたっぷりという環境の中、景色の良いドッグランでたっぷり運動をしています。アフガンハウンドは他に何を求めているのでしょうか?次に試すのは生肉でした。初めは食料品店からラウンドビーフ、牛の心臓、子羊の肉や鶏肉を買いました。鶏肉はサルモネラ菌を殺すために、グレープフルーツの種のエキスと水を混ぜたものに浸しておきました。調理した肉を与えていた時に比べて改善が見られるようになりました。


生肉に切り替えてから間もなくグリーントライプのことを耳にしました。ヨーロッパでは、グリーントライプはブリーダーの間で昔から絶大な信頼を置かれていました。問題はここアメリカでグリーントライプ(生の洗っていない牛の胃袋)を見つけることです。米農務省ではそのような物を厳しく規制しています。数時間離れた所に屠殺場があるのですが、そこでグリーンストライプを買うには米農務省のリリースフォームに署名しなくてはいけません。幸い、近所で屠殺の特別注文に対応してくれる「肉屋」を見つけました。牛を屠殺すると、その日の夕方にトライプを受け取りに来るよう電話をもらうのです。まるで新しい身体部分を手に入れるために電話を待つフランケンシュタイン博士になったような気にならずにはいられませんでした! 今にして思えば、どんなに感謝したことでしょう。どんなに丁寧に包んだとしても、トラックの後ろに牛の胃袋を乗せて、特に真夏に、2~3時間の道のりを耐えることなどできなかったでしょう!


グリーントライプがどんなに強烈な臭いか人が話しているのをよく聞いたものでしたが、経験するまではそれが実際にどんなに強烈な臭いかは想像もつかないでしょう。私たちが最初にトライプを家に持ち帰った時はトラックの後ろにある古いアイスボックスに入れて持ち帰りました。オープントラックの後ろの窓を開けても強烈でした。10秒後ドライブウェイに入ると、犬が吠え始めました。犬がこんなに興奮するのを見たことがありません。


トライプを使い始めたばかりの頃、私はトライプを自分で切り開き、水を切り、干し草を洗い流し、もちろん、切り刻まなければいけませんでした。それは気持ちが悪くなるような作業でしたが、犬たちは大喜びし、元気に育っていきました。私はたいていの場合、肉屋が使うような丈夫な生地のエプロンを身に着け、ゴム手袋をし、バケツ数個、ホース、最大級サイズの包丁を用意します。まるでホラー映画の登場人物のようです!


今では細かく刻んだ冷凍の小さな袋詰めのグリーントライプを買うことができます。 しかし値段は張ります。利点はもちろん、便利なことです。扱う際にゴム手袋も必要ありませんし、必要なのは良く汚れの落ちるハンドソープだけです!「ダイヤル」抗菌石鹸が最も汚れが落ちるのでお勧めです。 細かく刻んだ冷凍のグリーントライプを試してみましたが、結局、再び「本物」(牛から取り出した新鮮なもの)を手に入れることにしました。自分で刻みたいからです。なぜなら犬たちに大きな塊を与えたいからです。そうすれば顎筋をしっかり使うことができますし、脂肪分をもっと必要とする犬に効率的に与えることができます。脂肪は濃縮されたエネルギー源で、運動量の多い作業犬や猟犬の食事に大変重要です。



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今までの大変な思いは、はたして価値があったのでしょうか?答えは「はい」です。グリーントライプを与え始めて数週間のうちに毛並み、皮膚、エネルギー、歯に大きな改善が見られ、便の回数は減り、小さく硬くなりました。これは犬が食べたものが効率的に活用されているということです。


最も顕著な改善は保護した高齢のアフガンハウンドに見られました。彼女が保健所に連れて来られた時、年齢は6歳だと言われました。毛を刈ってみて初めて、狂犬病ワクチン接種済みの鑑札の付いた首輪を見つけました。動物病院に電話すると、犬は12歳だと言われました。歯はだいぶ悪くなっていました。食事をするのに苦労し、裏庭を歩いて横切ることも困難な様子でした。2000年1月12日に彼女は17歳になりました!彼女はトライプを5年余り食べていますが、群れと共に走ることができますし、「若くて落ち着きのない」仲間のしつけをすることもできます。また歯を一度も磨くこともないにもかかわらず最も白くて美しい歯をしています。


グリーントライプを食べることで恩恵を受けたのは我が家の愛犬だけではありません。ここ数年で他にも何人かグリーントライプを試し、大変良い結果を得ています。試した人の全員が光沢の増した毛並み、皮膚のパサパサ感がなくなる、より濃厚な色になるなどの変化に気付いています。歯を磨くこともなく、歯が驚くほど白くなることに関してたくさんのコメントが寄せられています!皆、改善した便の状態に満足した様子で、何よりも活発さが増したことに感心するようです。高齢のサイトハウンドの多くは体力を回復し、走ることにおいて競技会で若い犬を負かすなど素晴らしい成功を収めています。例を挙げると、数年前ASFA第2地区インビテイションで、当時7歳のベテラン、最初に生まれた子犬の父がBOB (第2地区インビテイション2度目のBOBタイトル)において、2歳の息子たちを負かし、ベスト・イン・フィールドでは抜群の競争力を見せつけました。その時点で彼はグリーントライプを少なくとも1年食べていたことになります。

関係があるかどうかは定かではありませんが、(異なる時期に)繁殖させた2匹の子犬における変化にも気付きました。最初に生まれたの子犬はトライプを与える前のものです。実は私たちはその時に生まれた子犬が3ヶ月の時から筋肉とトライプを混ぜたものを与え始めました。2度目に生まれた子犬に関しては、父犬と母犬の両方に少なくとも繁殖させる前に2年間トライプを与えました。最初に生まれた子犬よりも健康的でした。その子犬には基本的に胎児の頃からトライプを与えているわけですが、最初に生まれた子犬に比べるといろいろな意味で非常に優れています。


それではなぜグリーントライプは犬にとって完璧な食事なのでしょうか。最近、袋詰めされた冷凍トライプのサンプルの分析がジョージア州のWoodson-Tenant Laboratories(化学分析研究所)で行われました。結果は多くの人が推測したものでしたが、科学的真理による証明はされたことがありません。 カルシウム:リンの比率は1:1、総合的なpHは消化に良い酸側。タンパク質は15.1、脂肪は11.7。そしてもちろん必要不可欠な脂肪酸、リノール酸とリノレン酸も推奨される量が含まれています。


驚いたのは、乳酸菌が含まれていたことです。乳酸菌はアシドフィルス菌としても知られていますが、善玉菌です。健康維持に必要な菌における主な成分です。


グリーントライプには酵素、アミノ酸や胃液も豊富に含んでいます。胃に含まれる酵素は牛の消化を助けるだけでなく、犬の消化を助け、食べたものを効率的に活用する働きがあります。アミノ酸は筋肉の発達に必要で、胃液は歯をきれいにする最高の洗浄剤であると思います!ゴムのような質感のため、大きな塊を与えることで犬の顎筋を鍛え、犬のデンタルフロスのような役割を果たします。


調理したり、漂白したり、熱湯消毒することにより、トライプの酵素やアミノ酸の大部分を失うことになります。冷凍することによっても酵素やアミノ酸の一部は失われますが、大部分は栄養分として保たれています。生肉を無許可のお店で買うよりは便利でもあります。 一般的に人々は生肉、特に大腸菌感染の理由で、グリーントライプを愛犬に与えるのに抵抗があるようです。でも忘れないで下さい。犬の体は我々人間の体よりも丈夫にできているのです。獲物を捕ってきた時にまず最初に食べるのは内臓です。狩りの状況を想像したくないのであれば、近所の放し飼いの犬が皆のゴミバケツをあさっている様子を想像してみて下さい。


人間のお腹にとっては全くもってやさしくない食べ物だと思います。しかし犬にとってはおいしいご馳走なのです。屋内で休んでばかりいる犬から猟犬や作業犬まで全ての犬がグリーントライプの恩恵を受けるのです。 結論としては、トライプの効果はうそではないのです!



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References(参考文献):

Afghan Hound Review, Sept/Oct 1997
Dogs In Review, Volume 2 Issue 2, Feb 1998
Woodson-Tenent Lab Report # G97-16346, Woodson-Tenent Laboratories, Inc., Gainesville, GA
Feed Them Well, Test Them Hard, Martin J.
Lieberman Owning An Irish Wolfhound, A Guide to Rearing and Training, published by the Irish Wolfhound Club of Ireland
Natural Insect Repellents, Janette Grainger & Connie Moore
The Complete Herbal Book for the Dog, Juliette de Bairacli Levy